バーチャルオフィスは、架空のオフィスのことで、実際に存在するものではありません。簡単に言うと、住所を借りて郵便物を受け取ったり、電話番号を代用したりすることが可能になります。
フリーランスで働く人にとっても、バーチャルオフィスを利用することを、一度は考えたことがある人はいるはずです。しかし、魅力的なところがある一方で気を付けるべきポイントもあります。
まず、バーチャルオフィスに向いていない業種もあることを知りましょう。今注目されているバーチャルオフィスですが、業種によって、利用することが向いていないものもあります。それは、実際に人と多く関わる業種です。たとえば、人材派遣業や探偵業が挙げられるでしょう。
一方で、Webライターやクリエイターなど、ネット上でのやりとりが多く発生する業種は向いていると言えるでしょう。
また、自分だけの住所ではないことも認識すべきです。バーチャルオフィスの住所は、他の利用者も使用している可能性があります。たとえば検索画面で、自分のバーチャルオフィスの住所を入力しても、他の企業がヒットする可能性があるわけです。
しかし、同じ住所を使用することが、悪いわけではありません。働き方が多様化している現代では、バーチャルオフィスの認知度は上がっていますし、利用していることをクライアントに知られたからといって、大きな問題に発展することは少ないでしょう。
しかし、「他にも同じ住所を使用している利用者がいる」という事実は、頭の片隅に入れておくと良いかもしれません。